ヨンマル blog

家族で直した赤いヨンマル。

[作業記録] ブレーキ関係(ブレーキラインとホイールシリンダ)

車検を受けるためにランクル車屋さんに預けたのだが、荷台から降りるときに急にブレーキがスカスカになったらしい。見てもらうと、フロントのブレーキラインからオイル漏れ。経年劣化なのだろうか。もしそうだとしたら、運転中に破れなくてよかった... ガレージ奥に転がっているTMおちゃんの昔のホーシングからブレーキラインを頂戴した。f:id:sam_03:20240302211636j:imageブレーキラインのナットを緩める時はこのような専用の工具を使うべきらしい。普通のスパナでは力がかかる点が2点になって1点あたりにかかる力が大きくなってすぐに舐めてしまうが、この工具なら5点に分散させることができるから安全に緩められるのだ。実際に普通のスパナでもやってみたのだが、確かに少し舐めてしまった。スパナでもできなくはないが専用工具の方が安心だ。ラスペネをたっぷり吹きかけ、工具で緩める。やっぱり道具は大事だなぁ。

そして、ホイールシリンダが固着しているかもしれないと言うので、同じホーシングからホイールシリンダを取り外して掃除しておいた。f:id:sam_03:20240302211705j:imageぐりぐりしてブレーキシューを外し、ホイールシリンダを外す。ブレーキラインを外したいが、ボルトの頭が邪魔なので対角に2つ外す。f:id:sam_03:20240302211722j:imageこの時に全てのボルトを外してしまうと、ブレーキラインを緩める時にシリンダが一緒に回ってしまうので2本は固定用に残す。そしてブレーキラインを専用工具(/スパナ)で外す。この際にブレーキオイルが出てくるので、何か手を保護しながら作業をした方が良い。ブレーキオイルを触ると、手が痒くなるらしい。残りの2本のボルトも外して、プラハンで叩くとホイールシリンダを取り出せた。さて、ホイールシリンダを分解していこう。

f:id:sam_03:20240302211819j:imageはじめにギアをロックしているネジを外す。とてもよく締まっているので、ここで名前のわからない工具が登場。f:id:sam_03:20240302211841j:imageハンマーでお尻を叩くと任意の方向に先が回ってくれて、強い力で回すことができるのだ。持つべきものは道具である。(どうやらこのシリンダ、新旧で少し変更点があるらしく、新しものにのみこのネジに座金がついていた。)ゴムを指で摘んで隙間を作り、そこからゴムを外す。ブレーキシューのキャッチはキュッキュと回して引っ張ると簡単に外れる。そして、中にあるパッキンはオイルが入る穴からエアーを吹くとポンッと外れる。手で塞ぎながら上手に両方外しましょう。f:id:sam_03:20240302211907j:imageばらせたところで、それぞれの部品を磨いていく。だいぶキレイだったが、適当に放置されていたこともあって(再利用するとは思わなかっただろうし)サビが出ているモノもあった。保管する時にはシリンダ内部をオイルで満たすべきだな。内部はピカールで丁寧に磨き、ブレーキシューのキャッチはワイヤブラシで磨いてピカールで仕上げた。これらを外した手順と逆に組んで完成!(説明雑)f:id:sam_03:20240302211920j:image